■最も良い時期の活卵だけを選んで使います
北海道日高沖の秋鮭漁は、毎年9月上旬の解禁から11月くらいまで行われます。秋鮭を積んだ船が帰港すると、港には威勢のいい掛け声が飛び交います。いくら醤油漬に適した良質の外洋性魚卵が取れるのは、産卵に少し間のある9月中旬から10月初旬までの期間。魚卵が未熟だと粒が小さく皮が弱く、卵を皮膜からほぐせません。また、卵の成熟が進み過ぎていれば、皮が硬くなっているので口に残ってしまいます。魚卵の状態が一番良い時期を見極めて、その卵を使うこと。それが、弊社のいくら醤油漬づくりの基本です。
■すぐさばいて即座に漬け込み
漁港から届いた鮭は、弊社工場内ですぐにさばきます。まず、皮膜から魚卵をほぐし取って塩水で洗い、特製調味液に漬け込みます。漬け込む時間は魚卵の質や気候などに応じて微調整。ムラができないように15分ごとに丁寧に撹拌(かくはん)するのも、こだわりのひとつです。また、特製調味液に漬け込んだ魚卵の水気をザルで切るのも大事な工程です。多量のたれに漬け込んだままで急速冷凍すると魚卵の品質が劣化しやすいので、必ずたれを切ってから一気に急速冷凍します。
■いくら丼用のたれは、別袋でお付けしております
多量のたれに漬け込んだままだと魚卵の品質が劣化しやすいため、当社では必ずたれを切ってから急速冷凍しております。お届けする「いくら醤油漬」の内容量は、たれを含まない「いくらのみ」の量です。いくら丼用にお使いいただくたれは、別袋でお付けいたしますので、召し上がるときにいくらに絡めるか、盛り付けしてからかけ回してください。活卵本来の旨みが、フレッシュな醤油の風味でさらに引き立ちます。
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▲1粒1粒が柔らかく、濃厚です |
▲いくら丼用のたれ |